フットペダルがある冷蔵庫を初めて見ました。おしりや頭で扉を閉めたことはあっても、足で開けたことはなかったので、新鮮なおどろき。これは両手がふさがっている時に、踏んで開けるという、やさしい設計なのです。日立のなつかし昭和家電には、使う人のことを考えたアイディアが詰まっています。
今でこそ普通になっている機能のいくつかは、この時代に考えられたもの。高度成長期、人に優しい家電を作ったメーカーも、初任給5900円~7500円の頃に一生懸命働いて家電を揃えた人も、買わずに我慢した人も、みんなが頑張っていた時代。郷愁にかられる6種類です。
★日立のなつかし昭和家電
リーメント初の企業コラボシリーズ。昭和30年代当時、発売された家電のミニチュアと、レトロなミニポスターのセット。増田健一氏による解説を読むと、時代背景と家電事情がわかります。「日立アプライアンス株式会社」公式監修商品。
★カラーテレビ1号機
昭和35年に発売された、21型カラーテレビ。
フローレンスという、かわいい名前。
★ペダル式冷蔵庫 / 絞り器つき洗濯機
両手がふさがっていても、ペダルを踏めば開けられる電気冷蔵庫。
タライ洗濯の重労働から主婦を解放した、ミラクルな電気洗濯機。
「あなたの健康と美しさをいつまでも保つには」というコピーは、
かなり説得力があります。
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~冷蔵庫内~
スライド式の棚が付いた親切設計。扉には白くまくんマーク。
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★電気掃除機~ヒッターバック~
掃き出す時代から、吸い取る時代へ。切り替えスイッチやコードリールは、この時代に開発されました。ダンボールには「投げること厳禁」の文字。
★自動電気釜
アルマイトと若草色のコンビ。さわやかで清潔感のある電気釜。スイッチひとつでごはんが炊けるようになった画期的な商品です。水加減や火加減に悩まされなくなり、タイマーもつきました。
★双方向式扇風機とトランジスタラジオ
昭和34年に発売された扇風機「ポルカ」。スイッチを反対に回すと羽根が逆回転し、後ろに風を送ることができます。
★冷蔵庫・洗濯機・扇風機・TVの背面
~新聞やチラシ・ポスター~
読んで楽しい文章がいっぱい。
★リーメント~日立のなつかし昭和家電~
★パイオニアを大切に
十数年前、東南アジアで見た冷蔵庫には鍵が付いていました。鍵をかけないと中身を食べられてしまうという理由でしたが、国民性や生活事情は家電にあらわれるのかもしれません。ペダルの付いた冷蔵庫、後ろにも風が吹く扇風機のミニチュアを眺めて、改めて日本人の細やかさを思いました。当時このような発想を持っていた先駆者たちは、今はかなりのご高齢です。
よごれたる 手を洗いし時のかすかなる 満足が今日の満足なりき~啄木~
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