海洋堂のカプセルQミュージアム猫の立体浮世絵美術館「歌川国芳が描いた猫たち」。
江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳(うたがわくによし)が愛した猫たちがフィギュアになりました。
デザイン力、デッサン力に優れた歌川国芳は、滑稽な戯画や役者絵を描いて、悪政に風刺で立ち向かった反骨の人。江戸庶民にも慕われて、のちに有名になる弟子も多く輩出しています。その国芳が、最も愛した動物が猫。猫にまつわるエピソードは数々あり、ユーモアと人情に溢れた作品を生み出しています。
★歌川国芳が描いた猫たち
歌川国芳(一勇斎国芳)によって擬人化されたネコたちを、海洋堂の村田明玄氏が完全立体化。5種類の猫がいます。
★歌川国芳という人
悪政の滑稽さに皮肉をこめ、何度も幕府に目をつけられた国芳。禁書にされ、奉行所に何度呼び出されても、情熱は変わりませんでした。
★歌舞伎の演目のパロディ
猫久兵衛(左)と、猫松山(右)。
★歌舞伎の演目のパロディ
美しい着物の曲線。
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★迫力がスゴイ
猫の目力。
★鼠よけの猫
ミニサイズで、この迫力。手前の「鼠よけの猫」は、ねずみから家を守る、お守りのような意味。
★国芳と猫
国芳の猫好きは有名。猫にまつわるエピソードがたくさんあります。猫につけた名前も楽しい。
~よく見るとかわいい踊る猫又~
★猫のお花見
★日日是好日と猫
日日是好日(にちにちこれこうじつ)は禅語。晴れても雨でも、ありのままでどれも良い日であるという考え方。
★〇〇のバーカ
国芳は、政治への反抗心として、絵の中に「〇〇のバカ」と小さく書いたという逸話があります。
★歌川国芳が描いた猫たち
【カプセルQミュージアム猫の立体浮世絵美術館】
1. 踊る猫又
2. 猫も食わぬ
3. 鼠よけの猫
4. 猫久兵衛
5. 猫松山
★歌川国芳という人
歌川邦芳は、風刺画を描き、江戸のヒーローとなり、切ない恋もして、猫の世話をしながら、弟子へ技術を伝えた人。後世の人にも慕われ続け、描いた猫たちが立体フィギュアになりました。
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