まるで優しい時間が流れているかのような、心温まる、リーメントの「おばあちゃんの手芸のお部屋」。ミシンの上には縫いかけの布、編み針にはまだ途中の毛糸が。
テーブルにはティーセットが置かれ、おばあちゃんが、ひと息つく光景が浮かんできます。細やかな裁縫道具に、作りかけのぬいぐるみがそっと置かれたシックなイス。誰かがほんの少し席を外しただけのような、リアルな温かさが感じられます。
★おばあちゃんの手芸のお部屋
おばあちゃんの人生のように綺麗な、紫と緑の毛糸のコントラスト。

おばあちゃんのロッキングチェアは、世界で一番優しい揺れ。

★くまのぬいぐるみ
ふわふわ素材の椅子と、作りかけのくまのぬいぐるみ。


★ティーセット
クッキーの缶とお茶のセット。
ミシンが止まる時が、お茶の時間の始まり。


★クラシックなミシン
おばあちゃんの部屋は、ミシンの音と紅茶の香り。
ほころびを見つけたら、すぐおばあちゃんのところへ。

縫い目は曲がっても、思い出はまっすぐ。

★裁縫箱
折りたたみ式のヴィンテージな裁縫箱。

~グッズや部品あれこれ~

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★トルソー
トルソーにかかるワンピース。
ワンピースなしのトルソーにもなります。

★刺繍のセット
一針ごとに、時間と愛が縫い込まれて。

★雑誌
ミニシートを切り取るとできるものがたくさん。


★おばあちゃんの手芸のお部屋全8種


1.最後まで慎重に…
2.お名前は何にしようかしら
3.寒くなる前に仕上げましょ
4.自信作のできあがりだよ
5.そろそろお茶にしようかねえ
6.どれどれ.直してあげようね
7.一針一針丁寧に
8.きっとあなたにぴったりよ

★大切な人との思い出
今年3月、母がホスピスで静かに旅立ちました。
点滴を外せば、数日しか持たない命で、親族としては、もう少し一緒に。という気持ちと、苦しみから解放されるためにどうすべきかの決断の間で、数日を過ごしていました。
義母は穏やかで、ミシンが好きで編み物が好きな人でした。最後は話せず、返事もない状況の中で、彼女にかける言葉は何だろうと考えました。「ありがとう」以外の、返事を求めない言葉。それは、ただ思い出を語ることでした。
現実はそこそこ凄絶で、目の前の事実に真剣に向き合ってみると、それ以外の刺激的なものを受け入れられる余裕が全くなくなりました。
最近は、義母が育てた花々のように、心穏やかでいられるものに触れています。
自分の母が亡くなった時、私はぷちサンプルの「おばあちゃん家」を撮り、その思い出を残しました。そして、今回の「手芸のお部屋」は、もう一人の母へのオマージュとなりました。
昔、昼寝をしていた私の背中とお尻半分を見て、そっと毛布をかけてくれた人にありがとうと伝え、義母の涙に、私もまた涙しました。
そんな瞬間の気持ちを、写真に収めることで心の中で彼女に語りかけました。
紫と緑色の毛糸が並ぶ光景、偶然にもその色は母が好きなものでした。これらの色が、思い出をより一層鮮明にしてくれるような気がしています。
母にとって、手仕事とは、ただ時間を費やすものではなく、心を豊かにする人生そのものでした。

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